2012年11月号(創刊第7号)

皆様、こんにちは。奈良市で社会保険労務士事務所を開業している 

小野啓一です。いつもお世話になっております。 

 

奈良では、毎年この時期に2週間程度、奈良国立博物館で「正倉院 

展」が行われ、連日賑わっています。しばらくすると紅葉の季節に 

なってまいります。 

 

このメールは以前名刺交換をさせていただいた方を中心に、5月号

から月刊で発行させていただいており、今回、創刊第7号を送る

運びとなりました。

 

先月は、10月7日(日)に、奈良県立図書館において「給与明細の

見方 教えます」の題で無料セミナーを開催しました。

 

お役に立つ情報を提供するように努めていきますが、居住地、年齢、

性別、職業など様々な方にお送りしているのと、字数の制約などで

すべての方を満足する情報提供ができないことをご了承ください。

今回から、社会保険関係で、自己責任運用を支援する、確定拠出年金

を取り上げていきます。

1本目は、確定拠出年金の基本的な仕組みについて、

2本目は、「メンタルヘルスあれこれ」を取り上げます。

難しい内容もありますが、紙面の関係もありますので、必要があ

れば、リンクのサイトを見ていただくか、当社労士事務所、年金

事務所、各厚生年金基金等にお問い合わせください。

また、私が持っているホームページにも、同じ内容の文書を上げ

て、過去のものをいつでも閲覧できるようにします。

 

今回初めての方は、突然のメールで申し訳ありません。今後、不

要の場合は下記のリンクをクリック、又はアドレスを変更される

場合は、返信で連絡をいただければ次回から申し出の通り対応い

たします。

 

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【記事13】確定拠出年金とは?

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今回から何回かにわたって、確定拠出年金(日本版401k、

DC制度)について書きたいと思います。

先月のメルマガで、厚生年金基金制度の廃止の方針であることが

報じられたという記事を書きました。

 

日本の年金制度は、大雑把に言うと、すべての人が対象となる国

民年金(1階)、会社員や公務員等を対象とする厚生年金・共済

年金(2階)、厚生年金の上乗せとしての企業年金(3階)に分

けられます。先月の厚生年金基金も、今月取り上げる確定拠出年

金も3階部分の企業年金に分類されます。

さらに、企業年金を分類すると、確定給付型と確定拠出型の制度

から成ります。前者は文字通り将来の給付額が確定しているとさ

れる制度(厚生年金基金、確定給付企業年金等)、後者は拠出

(給与天引き、口座振替などで保険料を支払うこと)の額が確定

している制度であるため、真逆であるといえます。

 

制度の詳細は次号以降で順次書いていきますが、景気の低迷やデ

フレによる金利の低下で、予定の給付額を保証することが難しく

なってきました。そこで、個人が自己責任で運用を行い、その結

果に応じた給付が受けられる制度として、確定拠出年金法が平成

13年10月に施行されました。

 

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【記事14】メンタルヘルスあれこれ

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平成10年以来ずっと3万人を超えていた日本の自殺者数が、平

成24年は計算上ですが、3万人を割り込む見込みになりそうで

す。平成24年9月末までの統計では約21,000人。この水

準でいくと、計算上は28,000人程度となる見込みです。

http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/H24_tukibetsujisatsusya.pdf

それでも、それだけの尊い命が奪われていることは看過できず、

国を挙げて継続した対策は必要でしょう。


メンタル疾患が原因である場合が多く、その対策は喫緊の課題と

いえます。疾患にかかる要因は様々で、複合要因の場合も少なく

ありません。また、薬物療養も必要ですが、薬さえあれば治る病

気でもありませんし、必要以上に大量に処方すべきものでもあり

ません。特に、抗鬱剤は高価な上に、ジェネリック医薬品も基本

的にありません。長期間服用する必要があるため、医療が長期化、

高額化して、健康保険および患者側双方に大きな負担となってい

ます。

 

心療内科等でなくても、企業(産業医等)や公的機関など、内外

で相談できる場も少しずつ整備されてはいます。ただ、実際には、

相談すべき機関についての情報があまりないというケースが大半

ではないでしょうか?紙面の関係で詳細は割愛しますが、時間が

あるとき、該当のホームページを覗いてみるのもいいと思います。

現在、国会で、企業の「精神的健康の状況を把握するための検査

等」を義務付けるような労働安全衛生法の改正を審議しています。

関係する当事者は、詳細を注視していく必要があります。

 

企業に限らず、社会全般においてメンタル疾患が起きないに越し

たことはありません。我々一人一人がもう少し認識を持つ必要が

あると思います。極端な意見を提言している専門家も中にはいま

すが、決して鵜呑みにせずに、「健康なうちに」ご自身で考える

ことはとても大事なことです。病気になってからでは思考能力が

なくなるし、そもそも治すことに専念しなけらばならないですか

ら。

 

※医療行為に関しては、必ず医療関係の専門家に相談してください。

 

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なお、誤りや指摘事項を発見した場合はお知らせいただけると助

かります。また、最善の注意は払っていますが、無料提供である

以上、本メール及び事務所サイトのみを信じて損害を被った場合

でも、賠償責任には応じかねますのでご了承ください。

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【講師実績(一般向け)】
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4月15日:奈良県立図書情報館において老齢年金に関する基礎的
     な講義を実施。聴講者約20名。
7月7日:日本FP協会奈良支部主催のFPフォーラムにて講師。
     聴講者約110名。
7月8日:奈良県立図書情報館において遺族年金に関する基礎的
     な講義を実施。聴講者約20名。

10月7日:奈良県立図書情報館において、「給与明細書の見方、

     教えます」の題で講義を実施。聴講者約10名。

 

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【11月の社会保険手続きカレンダー(主なもの)】
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10日 ・一括有期事業開始届(概算保険料160万円未満かつ請負

    金額1億9000万円未満の工事)
   ・源泉徴収税・住民税特別徴収税額の納付(事業主)。
月末 ・健康保険・厚生年金の保険料納付(事業主)。
   ・年金受給者の現況届(誕生月の者。住基ネットで現況確

    認ができない場合。)

 

以上です。最後までお読みいただきましてありがとうございまし

た。日に日に秋めいて涼しく(寒く)なってきます。寒暖差に気

を付けて、体調管理にご留意の上、お過ごしください。
来月号もよろしくお願いします。