2013年6月号(創刊第14号)

皆様、いかがお過ごしでしょうか。奈良市で社会保険労務士事務 

所を開業している小野啓一です。いつもお世話になります。 

 

このメールは以前名刺交換をさせていただいた方を中心に昨年5

月号から月刊で発行させていただいており、今回、第14号をお

送りします。

 

近況としては、4月から週2~3回程度、年金事務所に勤務して

います。お客様の生の声を聴きながら、社会保険だけでなく、雇

用についても考えて、事務所業務にフィードバックできるように

しています。

 

メールのコラムについては、最近相談を受けた話題をお届けしま

す。今月は、1本目は健康保険の傷病手当金について、2本目は

企業年金の位置付けについてです。

 

今回初めての方は、突然のメールで申し訳ありません。今後、不

要の場合は下記のリンクをクリック、又は(会社→個人、携帯→

PC、等の)アドレス変更される場合は、返信で連絡をいただけ

れば次回から申し出の通り対応いたします。また、近日中にメル

マガシステムの変更を予定しています。

 

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【記事27】傷病手当金について

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傷病手当金は、健康保険法に規定されている、私傷病で休業した

際に健康保険から支払われるお金です。最初、連続して3日間の

休業に対しては、待期期間ということで支払われず、4日目から

最長1年6ヶ月目まで支給対象になります。ただし、働けないと

いうことが要件なので、支給に際しては医師の証明が必要です。

もちろん途中で仕事をしていた期間があればもらえませんし、最

初の休業から1年6ヶ月経過したらピタッと止まります。

会社に勤めている間に病気になって休み始めたことが条件で、辞

めた後や国民健康保険の時点で病気にかかっても傷病手当金が出

ることはありません。

金額は、直近の標準報酬月額(手当込みの給料と考えると分かり

やすいでしょう)の3分の2です。大雑把に言うと、給料が30

万円ならば傷病手当金は20万円ということになります。しかも

非課税です。

これについては、会社を退職した後の継続給付というのもありま

すし、ほかの給付との絡みで要件がいろいろとあります。継続給

付については次回書きたいと思います。

 

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【記事28】企業年金について

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年金相談、セミナー講師などをやっていると、企業年金、厚生年

金基金、国民年金基金など、名称が似ていて混乱している人が多

いように思います。簡単にポイントだけ整理しておきます。

企業年金とは、国民年金、厚生年金の上に積まれる、企業独自の

年金制度です。といっても、多くは法律で決められており、全く

企業独自というわけでもありません。以下、簡単に説明します。

 

1.厚生年金基金:年金事務所で企業年金というとこれを指すこ

とが大半です。というのも、厚生年金部分を一部基金が代行して

いるからです。ここ10年で、代行返上(資金を国に返すこと)

をして数が減ってきていますし、国は解散の方向で進めようとし

ています。

2.確定給付企業年金:厚生年金基金の代行返上に伴い、200

2年に別途設立された年金制度です。

3.確定拠出年金:何度もコラムに書いてきました。2001年

に設立された、自己責任で運用する年金制度です。

 

なお、国民年金基金は、自営業者向けの年金制度で、企業年金と

は似て非なるものです。

 

現役時代にどの制度に加入していたか、手続きをどこにすればよ

いのかは、加入者証をご覧ください。支給開始年齢に近づいたら

案内もあるかと思われます。

公的なものを補完する企業年金であれば、基礎年金番号で一元管

理されています。どうしても分からない場合は、勤めていた会社

などに聞いてみるとよいでしょう。

 

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なお、誤りや指摘事項を発見した場合はお知らせいただけると助

かります。また、最善の注意は払っていますが、無料提供である

以上、本メール及び事務所サイトのみを信じて損害を被った場合

でも、賠償責任には応じかねますのでご了承ください。

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【講師実績、予定(一般向け)】
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過去の実績は、弊事務所サイトをご覧ください。

http://www.onosr.jp/セミナー実績/

 

6月2日(日) 奈良県立図書情報館 13:30~15:00

「社会保険料決定のしくみと対策」

~会社経営者、従業員ともに知っておきたい大きな負担~

 参加者6名

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【6月の社会保険手続きカレンダー(主なもの)】
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6月1日~7月10日  労働保険の年度更新

7月1日~10日(参考)社会保険の算定基礎届

 

以上です。最後までお読みいただきましてありがとうございまし

た。暦の上では夏ですが、梅雨に入り、鬱陶しい季節になってき

ました。皆様方におかれましても、健康第一でお過ごしください。

来月もよろしくお願いします。